資産配分
アセット・アロケーション
アセット・アロケーションには、景気循環の局面に応じたサイクリカル・アセット・アロケーション、各資産の相対収益率をベースにしたタクティカル・アセット・アロケーション、リターン・標準偏差・共分散を利用したモダン・ポートフォリオ理論によるものなど様々なものがあります。
景気循環との関連でアセット・アロケーションを考えると、下図のようになります。 景気後退が本格化した第1段階では、債券中心のポートフォリオをとる。 景気後退から回復への端境期である第2段階で債券から株式へ徐々にシフトし、さらに景気回復が確認できた第3段階では株式をさらに上げ、景気の中盤の局面で債券を売る。 第5段階の景気のピークから景気後退直前で株式を売り、株と債券の売却代金でキャッシュポジションを上げ、第6段階の景気後退初期に備える。 これが景気循環に対応したアセット・アロケーションの理想型です。
経済エコノミスト 高野健一郎 作成レポートより引用