ライフプラン
自分の人生をより豊かな気持ちで過ごすために、お金を上手に使い・守り・増やす
ライフプランに合ったマネープランを考える
マネープランをしっかりと企てたとしても、予想通りに物事が運ばないこともあるもの。環境の変化に応じた調整をその都度とれるような心積もり・体制を整えておくことも必要です。
ライフプラン作成のポイント
- 『必要』なものと『必要ではないがあればいいな』というものを整理する
- 具体的な資金計画を考える
- 実現に向けて必要な資金をどう備えていくか
- 貯蓄・運用・保険加入、または借り入れるか
- その内容を比較検討し実行に移す
ライフプラン作成手順
まずは、下図のようにライフプランをイメージしましょう。

ライフプラン作成 - ① 現状の把握
家計の現状を把握
収入と支出の内訳を書き出してみよう!
家計費の主な費目は以下のように。
収入
年収
給与明細
支出
食費、 住居費、 光熱費、 家事用品、 被服費、 保健医療費、 交通通信費、 教養娯楽費、 その他/非消費支出 (税・社会保険)、 ローン (月額返済額)
予測されるリスクの把握
漠然とした将来への不安の原因を明確にし、その不安を取り除く方法を考えてみよう!
適切なリスク対応ができていますか?
不安の原因
不安といえば・・・
- 何が心配ですか?
- 一番困ることは?
- 危機はどんなとき?
病気、 災害、 失業、 配偶者の死亡、 自分の死亡、 配偶者の予想外の長生き、 自分の予想外の長生き、 配偶者の要介護状態、 自分の要介護状態
その対策
- 起きて欲しくない順序を考える
- 具体的な『保障』を考えてみよう!何にどう備えるか?
- 既に備わっている保障も確認してみよう
遺族年金、 労災、 障害年金、 健康保険、 雇用保険、 死亡退職金、 各種見舞金
ライフプラン作成 - ② わが家の財産チェック
資産の洗い出し
現在の資産や負債がどれくらいあるか把握しよう!
資産・負債がどれだけあるかを把握し、整理することで、問題点を見つけることもできます。
- 流動性資金の比率は?
- 元本の安全性は?
- 固定と変動金利のバランスは?
- 満期の時期は?
- 保険でのヘッジは?
家計の資産管理簿
預貯金や有価証券・保険・不動産などの資産と、借入金などの負債を管理する『家計の資産管理簿』をつけてみよう!
家計簿と違い、毎日記録する必要はなく、半年または1年毎など定期的に記録し管理を続けていくことで、資産と負債の動きがつかめ、ライフプランの見直しや今後の計画に役立てることができます。
ライフプラン作成 - ③ 収入と支出の見通し
将来にわたって家計がどのようになるかシミュレーションします。お金の出入りを年次ごとに表示し、貯蓄が積み上がっていく、あるいは反対に資金繰りが苦しくなる時期などを発見することができます。
ライフプラン作成 - ④ キャッシュフロー表の改善
将来のお金の出入り (キャッシュフロー) の結果から、赤字が予測できるような場合には、改善策を考えます。
改善策
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 金融商品の運用を工夫し利回りを上げる
などの方法のほか、ライフプラン自体を見直すことも必要になる場合があります。
経済の動きと金融資産管理
金融資産を形成するとき、金利の動きや経済を読むことが重要。日々の暮らしの中から経済の動きをみていきましょう。自分の身の周りから気がつくことが実はたくさんあります。
たとえば・・・
- 今、流行っているものはなに?
- どんなものが注目されている?
- 世界の人が欲しがっているモノは何か?
- 必要とされているモノは何か?
- それを製造している会社はどこか?
- 世界シェアを占めている会社は?
- これからの時代を支える産業は何か?
視点を少し変えるだけで『経済』が身近になります。そこから、人口・資源・環境問題と向き合い、日本の技術水準が高いこと、日本も都市鉱山を持つ資源大国であることなどに改めて気付かされることもあります。